令和7年度の学会賞受賞者

2025年度(令和7年度)食品免疫学会賞

受賞者:
中村 公則 氏
所 属:
北海道大学大学院 先端生命科学研究院
授賞理由:
パネート細胞の産生するαディフェンシンに着目して腸上皮細胞と腸内細菌叢の相互作用の解析を進め、腸管での自然免疫機構の解明に貢献するとともに、上皮細胞の機能制御を起点とする疾患予防・治療戦略を提唱した。これらの研究は独創的で、その学術的成果は食品免疫学会賞にふさわしいと評価された。

2025年度(令和7年度)食品免疫産業賞

受賞者:
協同乳業株式会社 研究チーム(代表:松本 光晴 氏)
授賞理由:
ビフィズス菌Bifidobacterium animalis ssp. lactis LKM512の腸管内でのポリアミン産生を介する抗アレルギー効果や寿命延伸効果を明らかにし、機能性ヨーグルトに応用展開した。これらの功績は食品の免疫調節作用の基盤を明らかにし、応用につながる成果であり、食品免疫産業賞にふさわしいと評価された。